山口 パート看護師

長患いは本人はもちろん、家族も辛いですよね。医療の高度化に伴い、意思に反して長患いを強要されている患者さんもいるのですね・・・。

病気には、風邪のように数日で治るものから、糖尿病のように、一度かかってしまうと、
一生その病気と付き合っていかなければならないものなど、いろいろありますが、誰でも必ず何かしらの病気にかかります。
病気の中には、癌のように、死に至る確率が高いものもあります。
若い方の場合は、体力もありますし免疫力もあるので、疾患にかかっても、比較的早い時期に完治する事ができます。
でも、高齢者や、色々な基礎疾患を持っている方の場合は、抵抗力が低い為、一度病気にかかってしまうと、
全身の状態が悪化しやすく、他の病気を引き起こしてしまう場合が多いんです。
そうすると、なかなか完治する事ができずに、長患いになってしまいます。

 

長患いになってしまうと、本人はもちろん辛いんですが、家族もかなり辛い思いをする事になります。
病気が長引いて、入院生活が長くなると、たとえ自宅に戻る事ができたとしても、
今まで通りの生活を送る事ができなくなるケースもあります。
現在は、医療がかなり発達していますから、食事が取れなくなったとしても、経管栄養で栄養を取る事が可能です。
胃瘻の造設が出来ない患者さんの場合には、IVHによって高カロリー輸液をするという方法もあります。
それに、人工呼吸器を付ける事によって、自分で呼吸ができなくなっても、呼吸をする事ができます。
このように、助からない命が助かるようになった事は、とても嬉しい事なんですが、必ずしも、
両手を挙げて喜ぶ事が出来ない気がします。
医療が高度化された事によって、苦しい闘病生活を強いられてしまう方もいるんです。
自然に最期を迎える事ができずに、長患いを強要されている方が沢山いるのは事実です。
患者さんにとって何が一番いいのか、考えさせられてしまう時があります。