山口 パート看護師

災害地の医療について。透析患者さんは透析日をズラせないから大変ですよね??

腎不全の患者さんは、自分で老廃物や水分などを体外に排出する事ができません。
その為、定期的に人口透析をして、老廃物や余分な水分を体外に排出させなくてはいけません。
そうする事によって、電解質や水分を維持する事ができるんです。
体内に老廃物や水分、毒素が溜まってしまうと、心不全や呼吸器不全を起こしてしまい、
死に至ってしまう事もあるんです。
ですから、決められている透析日をずらすという様な事はできません。

 

震災が起きると、停電が続いて、交通も遮断されてしまいますから、人口透析を受けている患者さんにとっては、
とても恐怖です。
災害が起きた場合には、近隣の医療施設まで行って透析を受けるしか方法がなくなってしまいます。
まだ記憶に新しい、東日本大震災、その時にも、4日間以上も透析を受ける事ができなかった方が、1割以上もいたんです。
大規模な災害の場合は、交通手段がなくなってしまいますから、透析ができる医療施設まで移動する事もできません。
ですから、応急処置として、食事に気を付けたり、水分摂取を抑える事が必要です。

 

普段から、もし災害が起きた時の為に、透析が受けられる医療期間の情報をチェックしておいたり、
透析についての情報を把握しておく事は、とても大切な事です。
災害が起きた時は、食事が限られてしまいますから、安心して食べる事ができる物と、避けなくてはいけない物、
これらをしっかりと覚えておく事も大切です。
透析を受けている患者さんは、いざという時の為に安心して行動ができるように、どのような対応を取ったらいいのか、
理解しておく必要があります。
医療者も、緊急時の為の対応策を、しっかり指導してあげる必要があると思います。
普段から備えておく事で、不安を軽減する事ができます。